📝 はじめに:なぜリサーチにAIを使うべきなのか
UIデザイン初学者に共通する悩みがあります。
そもそも参考にできるWebサービスの経験が少なすぎる。
その結果、
- UIの引き出しが少ない
- 良いUIと悪いUIの違いがわからない
- 見たことがないから判断基準が作れない
という状態に陥ります。
UIデザインの上達は本来、「多くのUIを触り、観察し、真似し、比較する」経験量で大きく伸びていきます。
しかし初心者はスタート地点で“材料不足”です。
そこで、AIが助けになります。
AIはあなたが知らない世界的に使われている実サービスを最短ルートで提示し、UIの“引き出し”を一瞬で増やしてくれます。
初心者がAIを使うべき理由は、効率化のためではなく 「経験量の不足を補うため」 です。
📘 このリサーチが扱う視点
UIリサーチには2つの視点があります。
| 視点 | 目的 | 対象 |
|---|---|---|
| ① 類似サービス | 分野の“普通”を知る | 同じカテゴリのサービス |
| ② 構造ごと | アイデアを広げる | その構造が得意な他分野のサービス |
この記事では、最初のステップである① 類似サービスリサーチ を扱います。
■ 類似サービスをリサーチ
🎯 目的
- 競合や参考事例が どのように UI 全体を設計しているか を理解する
- 情報の流れ、画面遷移、操作導線など、体験全体の構造を把握する
UIを1画面ではなく、サービス全体の体験として理解するためのステップです。
📝 概要
まず自分のサービスが
- 何を解決するのか
- どんな機能があるのか
- どんなユーザーが使うのか
- 画面にどんな情報が必要か
この4つをAIに伝えます。
その情報をもとに、AIが“実際に触れることができる類似サービス” を提案します。
提案されたサービスを実際に使い、UI全体の流れ、画面遷移、情報設計を体験的に学びます。
参考UIはスクショを取りながら記録すると、後で比較しやすくなります。
🚦 進め方(4ステップ)
- サービス内容と必要情報をまとめる
- AIに類似サービスをリサーチしてもらう
- 提案されたサービスを実際に使う
- スクショで記録する
実施の流れ(詳細)
STEP1:サービスの概要をまとめる
次の4点を書き出します:
- 解決する課題
- 主な機能
- ターゲットユーザー
- 必要な情報(画面に表示する項目)
STEP2:AIにリサーチを依頼する
テンプレ:
「〇〇向けの△△サービスを作っています。
□□・□□・□□ができる機能があります。
世界で広く使われていて、
実際にログインして使える類似サービスを教えてください。」
背景を伝えると、AIの精度は一気に上がります。
STEP3:提案されたサービスを実際に使う
ここが最重要です。
UIデザインは「動詞」のデザイン。スクショでは体験の本質は見えません。
観察ポイント:
- 最初に表示される画面
- 画面遷移の流れ
- 情報のグルーピング
- ユーザーに与えている操作タイミング
- モード切り替え
- アクション位置の意図
これらを体験しながら把握します。
STEP4:参考になるUIを記録する
- スクショ
- 良いと思った理由
- なぜその構造が採用されているのか(仮説)
- 自分のサービスに取り入れられる点
記録が増えるほど UIの判断基準 が強くなります。
🌟 まとめ
- 初心者がAIを使う本質的な理由を理解した
- 類似サービスで“分野の普通”を押さえる方法を学んだ
- AIと一緒にリサーチする4ステップを習得した
次の記事では、分野を超えてUIの引き出しを広げる「構造リサーチ」 を扱います。
