UIUX転職
独学で見つけた「考えて作る」面白さ。グラフィックからUI/UXデザイナーへ、決め手はポートフォリオ
美容院のSNSクリエイティブを3年制作したグラフィックデザイナーが、未経験の独学で「考えて作る」デザインの面白さに出会うまでの記録。ポートフォリオを武器に、関西の事業会社へのUI/UXデザイナー転職を果たしました。

こじさん
業務系サービスでUI/UXデザイナー@関西
今回は、美容院のSNSクリエイティブを作るグラフィック系デザイナーから、BONOでUI/UXデザインの基礎をゼロから習得し、未経験で関西の事業会社への転職を果たしたこじさんに話を聞きました。
退職してから半年、「デザインの何をやればいいか分からない」期間を経てBONOでUI/UXデザインを学び始め、1人学習のメンタルと戦いながら、ポートフォリオを武器に内定をつかむまでの話をインタビューしました🙋
グラフィックやWeb系からUI/UXデザイナーを目指す人の参考になると嬉しいです。 それでは行ってみよー!
この記事の内容📝
1. グラフィックデザイナーからUI/UXデザイナーを目指した理由
2. 退職して半年。未経験からUI/UXデザインの道に決めるまで
3. 未経験の独学は「めちゃくちゃ辛かった」。1人で勉強するメンタル維持
4. 未経験転職のポートフォリオ:会議支援サービスをゼロから2ヶ月で作る
5. UIデザイナーの転職活動:フルリモートは書類全落ち、関西の求人で勝負
6. 未経験転職で一番大事だったのは「ポートフォリオ」
7. UIデザイナーとして働き始めて1ヶ月。「考える時間をもらえる環境」で
未経験からUI/UXデザインを学ぶまで
グラフィックデザイナーからUI/UXデザイナーを目指した理由
カイクン:こじさんの自己紹介をお願いします!
こじさん:20代後半、関西在住のこじです。今は業務改善をするソフトウェアを提供する事業会社でデザイナーとして働いています。

前職は3年間ほど、美容院のクライアントを担当するデザイナーとして働いていました。
デザインといってもいろんな種類があると思うんですけど、作っていたのは主にSNSのクリエイティブで、UI/UXのデザインとはまたちょっと別のものを制作していた感じになります。
カイクン:マーケ用の広告などを制作する仕事をやってて、そこからUI系に行きましょうって転職したと。仕事を辞めて転職に舵を切ったきっかけはありましたか?
こじさん:前の会社でやってたデザインが、1つの制作にかけられる時間がなくなく単価も安くて。とにかくスピード、スピードで重視される環境で、そこに課題を感じていました。
それとは別で、社内の情報共有の属人化に課題を感じて、業務効率化みたいなことを自主的にやってた経緯もあって。
状況を考えて環境を良くしたり、いいものを作ったりすることに興味が芽生えて、デザインでもそれをやりたいなと。ステップアップしたい気持ちで、一旦退職したという流れです。
カイクン:グラフィックとウェブサービスのUIUXデザインって、こじさんの目線で何が違うポイントでしたか?
こじさん:もちろん活かせる部分もあるんですけど、考え方とか制作プロセスが全然違う部分が大きいと思います。
前職では、最近のBONOで言う「シナリオベースドデザイン」とか、ゴールダイレクテッドデザインみたいな考え方をしてデザインを作ることはなかったので、そういう考え方や情報整理は、ほぼゼロから学んでいきました。

カイクン:「誰が何のために使うから〜こういうのを作らなきゃいけないよね」っていう考え方がそもそも新しかったんですね!そこは苦労しました?
こじさん:苦労しましたね。自分ではできているつもりでも、突っ込まれたら考えが浅かったりとか。😇
もちろんそこをやりたくてUI/UXデザイナーを目指したので、楽しみながらできたポイントでもあるんですけど、「まだ浅い」って言われるのは苦しみも大きかったです。
カイクン:(フィードバックした本人で笑うカイクン😇)
退職して半年。未経験からUI/UXデザインの道に決めるまで
カイクン:仕事を辞めたのが4月で、BONOに入ったのが9月。
その間に迷った期間があるって話をしてたと思うんですけど、そこ、興味があるので聞きたいです。
こじさん:退職して仕事がない状態だと、目的を持って勉強するのが結構難しくて。
自分は「あれもやりたい、これもやりたい」って比較的思いつくタイプなんですけど、実際にあれもこれもやるのは難しくて。何をやったらいいんだろうって分からなくなってしまった期間が、結構長く続きました。
カイクン:なるほど〜。そこからどうUI/UXに絞ったんですか?
こじさん:いろいろな種類の求人を見ていくうちに、求人の実際の内容を見て「UI/UXデザイン面白そうだな」と思ったのと、すごく現実的な話ですけど、お給料も前のデザインと比べて上がっていく可能性があるところとか。
自分の将来のキャリアを見つめ直した時に、挑戦してみたいなと思いました。
BONOはロードマップがあって体験的に学べそうだったので、迷ってた期間だからこそすごく心強いなというのがあって、そこから使うようになりました。
カイクン:確かに、求人の募集要項は分かりやすくまとまってるというか、働く形をイメージできますよね!
未経験の独学は「めちゃくちゃ辛かった」。1人で勉強するメンタル維持
カイクン:これ、みんなに聞いてるんですけど。BONOでやるって基本的に1人でデザインを鍛えていくわけじゃないですか。その辺りどうでした?
こじさん:めちゃくちゃ辛かったです。こういう対面で話すときに「話せてよかったです、話せる相手がいた方が良いので」って毎回言ってた気がします(笑)。
メンタルの維持は、1人でやる上での課題でした。これは本当に向き不向きがあると思っていて。
退職してやるのは、時間をフルに使えるメリットはあるんですけど、じゃあ8時間働く代わりに8時間ちゃんと勉強に使えるかって言ったら、ぶっちゃけメンタルの部分もあって難しい部分もありました。
カイクン:SNSとかもありますからね。いろんなこと言うから、僕も含めて(笑)。
こじさん:時間ができた分、SNSをだらだら見てしまう時間も長くなって。すごい人がいっぱいいて、地味に病んだりとか。

カイクン:僕もBONOを始める前に「俺何してんやろ」期間があったんですけど、夕方にYouTubeを見て、俺は何をやってんだろうってなったな〜。スタバに駆け込んで「とりあえずあと2時間やろう」とかありました。
こじさん:そういうふうにカフェに行って環境を変えるのはいいと思います。
家にいるとベッドもあるし、ゴロゴロしながらSNSも見れるので。私も結構カフェに行ってました。
カイクン:メンタル面は難しい問題だけど、何かやってたことあります?
こじさん:基本的に家に1人でいると、話す人ってなかなかいないので、自分から連絡を取って、前職の人と話したり相談したりはするようにしてました。
それこそ作っているものの相談とヒアリングとか、仕事の話とか。
カイクン:確かに、"事"を自分で起こさないと何も発生しないですよね
ポートフォリオと転職活動のリアル
未経験転職のポートフォリオ:会議支援サービスをゼロから2ヶ月で作る
ここからは、実際のポートフォリオを画面共有しながら話を聞きました。

カイクン:面接で見せてたアウトプットはありますか
こじさん:この会議支援ツールです。会議に主体的に参加できるように支援するサービスで。
インタビューの中で分かったことなんですけど、人数が増えたり時間が長くなったりすると、会議のテーマが曖昧になりがちで。テーマが曖昧になると、主体的に参加するのが難しくなる。そこを支援するサービスを作りました。
カイクン:この動画、めっちゃいいんですけど、Figmaで作ったプロトタイプですか?
こじさん:はい、Figmaで作ったプロトタイプを動画にしました。アニメーションも、コンポーネントでバリアントを組んで細かく作りました。
カイクン:ちなみにお題自体はどういうスタートなんでしたっけ?
こじさん:BONOの「ゼロからサービスを作りましょう」のお題なので、何を作るかは全く決まってない状態からです。
前職や周りの人の話を聞く中で課題に感じていた「会議」をテーマにしたいなと思って。
最初は「会議の数が多くなる」のが課題だと思ってたんですけど、なんで多くなるんだろうと掘っていくと、そもそもテーマが明確になっていなくて、主体的に参加できていない会議を無駄に感じてる人が多いと分かって、そこをテーマにしました。
カイクン:それはどの体験で解決してるんですか?
こじさん:最初に入力するとき、ゴールから決めさせる形になっていて、ゴールは絶対に入力する。
そこから会議の種類——対話なのか議論なのか——を選んで、会議中も「今何を話してるか」が分かるようにしています。

カイクン:ミーティングしながら「今この話してるよね」をメンバーが書き込めて、能動的に参加できると。おもろいな。これ、全部でどれぐらいかかりました?
こじさん:1月の頭ぐらいから2月末までやってたので、丸々2ヶ月ぐらいですね。
カイクン:UIがちゃんと作れてる感じしますね。ビジュアルもそうだけど、レイアウトとか情報の配置とか。
他に推しポイントはありますか?
こじさん:ポートフォリオ全体を通してですけど、プロセスの部分を結構書いてたのは良かったのかなと思います。
iPadの手書きメモを入れたり、インタビューのスクリーンショットを載せたり。図は時間もそんなになかったので、AIも使いながら分かりやすくして載せました。
カイクン:インタビューは前職の同僚さん?
こじさん:はい、前職の方に協力してもらいました。
カイクン:それはリアルですね。自分の課題感に対して1回作ってみるの、やっぱ大事ですね。
UIデザイナーの転職活動:フルリモートは書類全落ち、関西の求人で勝負

カイクン:転職活動の話も、答えられる範囲で聞いていきたいです!
こじさん:ぶっちゃけめちゃくちゃ大変でした。特に私は関西に住んでいて、できれば関西で就職したい思いが強かったんですけど、関西ってそもそもUI/UXデザインの求人がものすごく少ないんです。それが大変でした。
カイクン:受けた順番ってどんな感じだったんですか?いきなり関西の会社ばっかり受けて全部落ちたら嫌だな、とか考えるかなと思って。
こじさん:受ける順番は、フルリモートの会社からでした。
最初にフルリモートのところにバーっと応募して、その中でポートフォリオの完成度を高めていって、本命のところに応募していった感じです。
カイクン:本命は持ちつつ、受ける順番はポートフォリオの完成度と考えて調整して。めちゃくちゃ戦略的ですよね。
こじさん:そうですね。でも実際は、フルリモートの会社は1つも書類が通らなかったので(笑)。フルリモートは未経験には厳しいなと思いました。
カイクン:そうなんだ。ポートフォリオの感じを見ると、1次面接ぐらい行けそうな気はしたけどな。面接の準備はどうしてました?
こじさん:面接できたのがそもそも関西の会社しかなくて、本命じゃない関西の会社で1次面接がちょっと練習になったくらいで。
あとは自分の練習として、AIと自分の言いたいことを壁打ちしながらまとめて、それをNotionにまとめて、時間をかけてやってました。
カイクン:AIに想定質問を考えてもらって、答えて、「もっとこうした方がいい」って返してもらうみたいな。
こじさん:そうですね。あと第一志望として事業会社がいいなと思ってたので、企業研究も大事だなと思って、AIのディープリサーチも活用してました。
書類応募の時点ではAIメインで調べて、気になることを自分で調べて。面接まで行った会社は、noteとかもずっと追っていて。
志望度が1番高いところは半年前から存在を知っていたので、そこのSNSはずっとチェックしてました(笑)。
カイクン:大事ですね、そういうのは。
未経験転職で一番大事だったのは「ポートフォリオ」

カイクン:ここまで話を聞いてきた中で、転職という結果に至るまでに、どの部分が一番重要だったと思います?
こじさん:やっぱりデザイナーなので、ポートフォリオが大事だなと思います。制作物1つひとつもそうだし、ポートフォリオ自体もそうだし。
持ってるかどうかで書類の通過率も変わってくると思いますし、それだけじゃなくて、面接に至った時に自分が自信を持って話せるかどうかも変わってくるので。
カイクン:自分なりにちゃんと考えて作ったし、考えもまとめたから、思い切って勝負できたと。
考えてないものは伝えられないですからね。アウトプットに自信がないと、面接でも自信なくなっちゃいますから。
UIデザイナーとして働き始めて
UIデザイナーとして働き始めて1ヶ月。「考える時間をもらえる環境」で
カイクン:実際働き始めて、もうすぐ1ヶ月でしたっけ。1人でやってた時と比べてギャップあります?
こじさん:思っていたよりもちゃんと考える時間をもらえるし、自分がやりたかったことができる環境だなと。
プラスの面のギャップで言うと、エンジニアさんやプロダクトマネージャーの方と話しながら制作ができるので、1人でやっていた時よりすごく楽しくできてます。
1人じゃないから、ちゃんとものが完成していくんですよね。目的を持ってやりやすいなと感じてます。
カイクン:職種の三つどもえで連携して作れる環境はマジでいいですよね。BONOで厳しめに考えるところをやってた分、現場では楽しめてる感じですか?
こじさん:そうですね。考え方を重視してくれる環境なので、そこをやりたくてこの仕事に就いたからこそ、楽しんでやれてます。
BONOでそこを厳しめにやってもらった分、余裕を持てているというか(笑)。
カイクン:厳しめでしたか(笑)。今後やりたいことはありますか?
こじさん:まだまだ自分はスピードが足りないなと思っていて。皆さん、考えるけどスピードが早いんですよ。
目的を持って業務に励めているからこそ、勉強も目的を持ってやっていきたいなと思ってます。
カイクン:思考と具体の行き来のスピードですからね、結局。でも話を聞いてると、すごくいい現場に入れた気がして、個人的には嬉しいです。
まだ1ヶ月だし、AIも出てきてるし大変だと思うけど、必要があればBONO以外のことでも相談乗るので、頑張ってください。
今日はこじさんに来ていただきました。ありがとうございました!
こじさん:ありがとうございました!
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UIUXデザインの基礎を身につけるなら
UI/UXデザインを学びたい方は、BONOのUIUX転職ロードマップから覗いてみてください。
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